ゾビラックスの概要について
ゾビラックスとは、製薬会社のグラクソ・スミスクラインから作られている抗ウイルス剤のことをいいます。
主に処方される病状は、単純ヘルペスウイルスや帯状疱疹など、ウイルスを原因とする疾患です。
また、錠剤として服用するだけではなくて、軟膏として患部に塗布して使用したり、時には点滴治療にも使われることがあります。
それぞれの治療によって用途を使い分けて用いられるため、どのような症状にどのような溶剤が使われるかについて一通り知っておくと、服用あるいは塗布して使う際にも安心です。
まずは錠剤として服用する場合ですが、主に性器ヘルペス、帯状疱疹、および水痘の治療に用いられることが一般的です。
また、軟膏の場合は口唇ヘルペスの治療薬として使用されるのが一般的ですが、軽症であると診断された場合であれば、性器ヘルペスの治療にも処方される場合があります。
性器ヘルペスの場合、飲み薬と塗り薬のどちらも処方される場合があると考え、もし軟膏が処方された場合には、比較的軽度だと考えられるのではないでしょうか。
点滴による用い方は、どんな場合でも点滴の使用においては言えるのですが、病状が重篤化していたり、免疫不全に陥った重症化した場合に用いることになります。
副作用について
これらゾビラックス製剤のそれぞれの状態による使い分け方の特徴を知っていれば、自分の病状がどのレベルにあるかということが客観的に判断できると思われます。
さらに、薬にはどうしても付きまとう副作用ですが、ゾビラックスにも特徴的な副作用がありますので、服用あるいは塗布する前には知っておき、もしも副作用と思われる症状が出た場合は、速やかに医師または薬剤師に相談する必要があります。
発疹、下痢、めまい、かゆみ、吐き気、頭痛などが代表的な服用した場合の副作用ですが、まれに重篤な副作用が出る場合があります。
内服薬の安全性は高く、比較的副作用が出にくいウイルス薬として用いられているものの、副作用が出た場合、さらに重篤化することもあり、慎重に様子を見ることも大切です。
高齢者でたくさんの薬を飲んでいる人は、他の薬との飲み合わせに注意する必要があるほか、小児や腎臓・肝臓に慢性疾患があるような人も、副作用が起こっていないかどうか注意して確認する必要があります。
ゾビラックスは体内に吸収されると分解されやすいという性質を持っていますから、副作用がなければ速やかな効果が期待できるでしょう。
ゾビラックス(Zovirax)はヘルペスウイルスに効果的なお薬
ゾビラックスは、グラクソ・スミスクライン株式会社が製造しているお薬です。
形状は白い錠剤で、有効成分はアシクロビルです。
この成分には、ウイルスの複製を阻害する作用があり、ウイルスが増殖していくのを抑えてくれる効果をもたらしてくれます。
抗ウイルス剤として、単純疱疹、帯状疱疹、水痘などの治療目的で使用されています。
ヘルペスウイルスに高い効果を発揮してくれるため、ヘルペスウイルスの治療には非常に有効的なお薬です。
なるべく初期段階の内に用いることで、より高い効果が得られるとされています。
ゾビラックスの用法は、単純疱疹や単純ヘルペスウイルス感染症の治療目的の場合には、成人で1日5回の服用となります。
小児の場合には、1日4回の回数が目安となっています。
使用する量に関しては、患者の症状や年齢によって違いがありますので、医師の判断に従うことが大切です。
服用する際のタイミング注意点
服用のタイミングは、食後となっています。
1日5回服用する場合には、朝食後、昼食後、夕方、夕食の後、就寝前のタイミングとなります。
ゾビラックスの効果を得るためには、途中で止めずにある程度の期間服用していくことがポイントです。
途中で止めてしまうと、症状が再発してしまう可能性もあるので、医師の判断に従うようにしてください。
ゾビラックスを服用する際には、お水と一緒に飲むのが望ましいです。
アルコールと一緒に服用するのは、危険ですので避けてください。
また、服薬中には、なるべくたくさんの水分を摂取した方が良いとされています。
副作用に関しては比較的起こりにくいと言われていますが、まったく起こらないというわけではありません。
ゾビラックスの服用により起こり得る副作用の症状としては、だるさ、吐き気、むくみ、ふらつき、眠気、頭痛などです。
人によっては、精神神経症状の副作用が起こってしまうこともあるようです。
重度の副作用の場合には、意識がもうろう状態になってしまったり、妄想や幻覚を見るようになったり、混乱や興奮状態になってしまうこともあるので、充分な注意が必要です。
また、腎臓障害や肝障害がある方は、意識障害が表れやすいので、服用する際には気をつけなくてはなりません。
薬の飲み合わせにも注意が必要です。
プロベネシド、シメチジン、モフェチル、テオフィリンなどの薬と併用してしまうと、副作用のリスクが高まる可能性があります。
気になる副作用の症状が出た場合には、医師に相談するようにしてください。